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ボーイスカウトのはじまり

---- この大きな運動は、ひとつの小さなキャンプから始まりました ---- 


ボーイスカウトは1907年、イギリスのブラウンシー島で行われたキャンプからスタートしました。当時の都会育ちの少年にとって、このキャンプは夢と冒険に満ちた初めての体験でした。

 

かねてから少年たちの教育問題に大きな関心をもち、このキャンプを主催したイギリス人のベーデン・パウエル卿はこの体験をもとに翌年「スカウティング・フォア・ボーイズ」という本を著し、少年たちの旺盛な冒険心や好奇心をキャンプ生活や自然観察、グループでのゲームなどのなかで発揮させ「遊び」をとおして少年たちに自立心や協調性、リーダーシップを身につけさせようと説いたのです。

 

これが、ボーイスカウト運動の始まりです。「スカウト」とは「先駆者・道のない所に道を発見して進む人」のことで、ボーイスカウトとは「自ら率先して幸福な人生を切り開き、社会の発展の先頭に立とうとする少年」という意味を持っています。 

 
現在、世界では161の国と地域でおよそ3000万人の人々がボーイスカウト運動に参加しており(2013年10月現在)、またこれまでに2億5千万人もの人が人生の一時期をスカウトとして過ごしています。

 

この数字はボーイスカウト運動の意義、楽しさが広く世界に認められた証と言えます。世界の大部分の地域で多くのスカウトやOBを生んできたこの運動は、さらにその輪を広げつつあります。 

 

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